昨日と今日で小麦を播きました。
例年ならゴールデンウィーク中に播くのですが、
今年は、雪解けが遅く低温続きでこんな時期になってしまいました。
以前の日記にも書きましたが、
今年は、パンに使う用の小麦を播くのを止めました。
(パン酵房fu-soraの小麦は、まだ在庫があるので大丈夫です)
春播き小麦は、1週間播くのが遅れると
収穫量が、
10a(1000㎡)あたり1俵(60kg)減収すると言われています。
春播き小麦の種まき適期は
4月の中旬頃から下旬にかけてとされていますので
一番早くから数えて4週間遅れ。
単純計算になりますが、4俵減収になります。
採算割れを覚悟せねばなりません。
あくまで、標準ベースでの話になりますが。
なので
今年は、何とか種採り用に少しだけ播くことに。
こんなに遅い雪解けが、毎年続くのなら、
また 『初冬播き栽培*(後に説明)』に
チャレンジしてみようかなと考えています。
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『初冬播き栽培*』 -説明-
北海道の春播き小麦は、
(春播き小麦には、ハルユタカ・春よ恋・はるきらり などがあります)
ここ数年、春に播かずに
11月中旬~12月上旬に、播く方法が標準的になりつつあります。
(春播き小麦というよりも冬播き小麦・・・)
この方法だと 生育期間が長く取れることから
大幅な収穫量の増加も見込めます。
また、収穫期も10日間ほど早くなり
8月の上旬にシフトされるので、
梅雨にも似た北海道特有の長雨に
収穫前の穂が雨にあたることを避けることが出来、
品質の向上にも繋がるとされています。
この初冬播き栽培、
7年前になりますが、
2年間チャレンジしたのですが、
まだ雪が積もる前の初冬の畑土凍結が顕著で、
うまく行きませんでした。
しかし最近、地球温暖化のせいなのでしょうか
以前のような畑土凍結が軽くなっていて
もしかしたらうまくいくかもしれないなと
考えています。
何事もチャレンジですし、
またやってみる価値があるかもしれません。
この秋は、
『秋播き小麦』と『春播き小麦の初冬播き』
の二本立てで行こうかなと考えています。
春播き小麦を播いたばかりなのに、
先の話ばかりになってしまいました。
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カタカタと手押しの播種機で播くのは manapon
昨日で終わるつもりだったのですが、
さあ播きましょうと思ったら、雨が降ってきて・・・
でもまあ、こういうことは、毎年のこと。
今までも何度も経験している話です。
いつも恨めしく、空を見上げるしかありません。
3分の2ほど播き終わったところで
土が水分を吸って重くなってきたので、終了。
翌日(今日)、無事終了しました。
播き終わったとたんに ハト が来たので
「オイオイ ハト君・・・」